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交野文化財事業団・文化財二ユースより (2001.10.10 第8号 文化財だより)

織り姫伝説の里からの情報発信

 教育委員会と文化財事業団では、市制30周年事業の一環として
「はたおり織り姫伝説の里からの情報発信」
と題して、河内木綿をテーマとした民俗資料展示を企画しています。

機織展示室で機織体験中

 現在、文化財事業団で保管している機織り機は、一般的な「高機」という機が3機と、他に現在府下では八尾や東大阪などで数機しか発見されていない「下機」という機が2機あります。
 実測調査の結果、このうちの1機は機の傾斜角度が非常に緩く、他地域の機と比較したところ最も傾斜角が緩いことが分かりました。
 機は傾斜が緩いほど古式であるという学会の研究結果からすれば、交野市の機は最も古い機のひとつであるといえます。交野地方で織られた河内木綿のうち、星田地区で織られた縞木綿は特に「星田縞」の名をもつほど有名でした。

 今回の催しの内容としては、河内木綿の展示と古布を使った作品展示の他に、機の展示と併せて復元した機による機織りの体験を下記のとおりにて行ないます

1.展示期間   平成13年11月1日〜平成13年11月24日
        (月・火休み)   午前10時〜午後4時30分

2.展示場所 教育文化会館内「民具の部屋」下記地図の通りです。