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夏の風物詩 水無月(旧暦6月)

夏越の大祓式 私部住吉神社

交野市の高尾秀司さんから投稿頂きました

2008.7.16

夏越の大祓式が私部住吉神社にて、古式豊かに執り行われました
私部住吉神社では6月30日には毎年恒例の夏越の大祓の神事として茅の輪くぐりが行われます。
夏越祓・茅の輪神事の由来

 昔牛頭(ごず)天皇(てんのう)(スサノオノミコト)が旅の途中、宿を借りることにし、兄の蘇民将来は貧しかったにも関わらず、宿を貸してもてなしたのだが、弟の巨旦将来は富み栄えていたが、断ったため疫病が流行した時、牛頭天皇は蘇民には「茅の輪」をつけて災いから免れさせたが、其の他の者はことごとく死に絶えたといわれます。
 茅の輪も最初は人々が腰に着けるほどの小さなものでしたが、時代がたつにつれて大きくなり、これをくぐって罪や穢(けがれ)れを取り除くようになりました。
 また6月は旧暦では夏の終わりにあたり、茅の輪くぐりは正月から半年間の罪や穢れを祓う、夏越の大祓えを執り行い、茅の輪で作った大きな輪をくぐることによって、疫病や罪が祓われるとされ、また夏以降の無病息災を祈願するものです。(京都北野天満宮では茅の輪くぐりのとき「蘇民将来」「蘇民将来」「蘇民将来」と三度声を出してくぐるようです)
 茅を使うのは、成長が非常に早く、その旺盛な生命力が神秘的な厄除けの力を有すると考えられてきたからだといわれます。


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