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上海万博見学のノウハウ ホット情報!

枚方市の鳥居さんから投稿頂きました

上海万博見学のノウハウ ホット情報を提供します。
※説明は私が見学したパビリオンに限定されますがほぼ全体を現していると思います。

★見学したパビリオン
初日 5月16日(日):
@中国未来舘、A日本産業舘、B鉄鋼舘、C中国舘(北京、吉林省、内蒙古)、D日本舘
2日目 5月17日(月):
@米国舘、Aコロンビア舘、Bエジプト舘、Cブラジル舘、Dロシア舘、Eスペイン舘、F大阪舘

5月15日 上海賓舘より会場行き専用タクシーで3号門へ。8時30分到着9時開門。中国舘入場の予約券は14時30分を入手出来たが同行者3人の内1人は18時30分の予約券だった。変更は聞き入れられず14時30分に入館する覚悟をしなければならなかった。更に付近の予約機で中国城市未来舘を予約後直接訪問、旧工場をリニューアルした建物で、煙突は大型温度計に利用するなどアイデアは良かったが内部は期待はずれだった。
★各パビリオンの特徴
@万博総合テーマ(Better City, Better Life)にまじめに取り組んでいる舘とテーマよりも人気取りを優先している舘に大別できる。
前者は日本舘、日本産業舘等、後者は中国舘内で3D、4Dを採用している省、スペイン舘等に代表される。
展示技術としては映像(3D日本:テルモ、中国内蒙古、吉林省)とロボット(日本:日本舘と日本産業舘)が目立っていた。迫力ある3Dの他に米国舘のように会場内で突然雨を降らせるところもあるから服装には要注意です。
★入館予約
人気舘は予約が必須であると聞かされていたので人気の高い日本舘、中国舘を予約したが共に機能していなかった。
★ベストな時間帯
開場時間は夜10時まであるので、早朝組みが帰り始める夕刻から10時までが空いていて、涼しくて又、移動にフェリーを利用すると夜景が満喫できる。
★入舘方式
70歳以上の高齢者はパスポート又は年齢証明できるものを持参がお勧めです。
第2日目、午前中は旧知の日本金型メーカの現地工場見学をしたので午後からの見学となったが閉館の10時までに7舘も見ることが出来たのは高齢者と障害者の為の優遇入門が出来たからです。混雑が予想される人気舘では映画館で採用されている入れ替え制を採用しているので入館後はどこもゆったりと見学できる。一部例外を除いて立ち見は無く。全員着席できる。私が入舘したパビリオンでは日本産業舘の入館方式が最もうまく機能していた。逆に日本舘は結果として参観者に優しくなかった。日本舘はロボットの人気で3時間待ちだった。何故3時間ものかかったかというと入舘システムに問題があったようだ。行列の最後尾で3時間待ちの看板を持って立っている係員がいます。しかし、様子を見ていると1時間位で館内に誘導していたので3時間待ちは誇大表示だろうと自主判断した。事実1時間足らずで館内に入ることが出来ましたが館内に入ってから2時間も立ちん棒で待たなければならなかった。換気はあるが酸欠寸前状態。随所に大型テレビがあるが出展会社のCMの繰り返しで、とても2時間待ちに耐えるものではなかった。このシステムを善意に解釈すると夏季の炎天下で待たせないための配慮?しかし悪意に解釈すると人気取のための顧客の取り込み優先間内に入ると途中退場できない現状で夏季になれば炎天下は避けれても酸欠になること必定。入館後日本人ガイドを見つけてクレームすると多くの日本人から同様の指摘があったということで恐縮していた。責任者が認識出来ているかどうか疑問。特に人気高いロボット実演会場では座席はなく、地べた座り又は狭いところで立ち見させられた。
★お勧めのシーズンと時間帯
私が選んだのは5月16日と17日でした。理由は日本の連休と夏季休暇を避けて出来るだけ短期間で早期に安く行くことでした。その意味では大成功でした。今後どうなるかは予測のつかないところですが真夏を避け、夕刻〜閉館まで時間帯がお勧めです。
★交通システム
会場外の地下鉄、万博専用タクシー、会場内の循環バス、フェリーなど非常にうまく機能していた。初日に3時間待ちの日本舘を見終えて最後に大阪舘を見つけた時は対岸の最も遠い位置にあったが地下トンネルを走る循環バスで行くと早くて便利だった。
★道案内ガイド
16日直接聞いたところによると大学生アルバイト1千人が活躍しているとのこと、行きたい場所を尋ねると即座に丁寧に説明してくれた。しかし、日本語が話せるガイドを見つけることは困難で、中国語又は英語が必要。
★大阪舘に着いた時には遅い時間帯ということもあって空いていたのでゆっくりと見ることが出来た。しかし人気舘というにはほど遠く、通天閣ロボットのような人集め展示と宣伝が待望される。大阪舘で説明担当の女性は枚方出身、責任者は竹内市長さんが府庁勤務時代の元部下という不思議な縁があり今後もエールを送りたい。
★会場内飲食
お勧めは日本産業舘外部にあるたこ焼きと付近で販売しているスナック。付近には日本茶(有料)やテント張りのベンチ(無料)もあり会場内昼の飲食には最適、外国舘に付属するレストランは期待して行くとがっかり。ロシア舘のレストランにピロシキはありません。
★お土産、記念品
海外旅行で日本へのお土産は通常は空港の免税店で買うのですが万博記念品は皆無だったのは信じられないこと。店員に聞いても理由は話してくれません。規制があるのか何か不満があるような返事しか返って来ませんでした。将来変更があると思いますが万博記念のお土産は会場内で買う必要がある。私は海外旅行したときには絵葉書に印象や記録を書いて必ず自分宛にも送るようにしていますが万博記念絵葉書は見つかりませんでした。多分開場後の夜景写真などが間に合わなかったのではないかと思われます。3日間で、万博と七夕会議(別途報告)と工場訪問する強行軍だったが「人持ち」のお蔭で多くの人に助けられて有意義な旅となった。私は現地だけで無く、訪問記とビデオ編集で3度楽しむことにしていますが先ずはホット情報を送ります。お役に立てば幸です。
       鳥居貞義記

※2005年朝日新聞「窓」に掲載された七夕サミット国際会議準備を兼ねて訪問。

3号門開館待ち

3号門入館直後

スペイン館癒しのロボット

たこ焼き

ビールとたこ焼き

上海三重の朱海さんと

大阪館入口案内嬢と
枚方出身の舘内案内嬢と大阪舘入口で

日本産業館

米国館待機中の交流
安徽省から5時間かけてツアーで来た78歳の元気
おじさんと待ち時間の退屈凌ぎに写しました。

黄浦江夜景
万博会場は長江に流れる黄浦江の両岸にあります。

フェリーから会場の夜景


      2005年私が未だ60歳代の時に取材を受けた朝日新聞夕刊「窓」の記事を
参考に添付します。


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