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ひらかたNPOフェスタ2010
枚方市の鳥居さんから投稿頂きました

10月17日(日)枚方市役所周辺で「ひらかたNPOフェスタ2010」を開催します。
その一環として「天の川七夕星まつりの会」は「交野が原の七夕伝説:過去・現在・未来」を映像で紹介します。
 添付資料をご参照いただき、是非ご来場くださるようお待ちしていたしております。





毎日新聞 2010.10.5  なにわ人模様:
天の川七夕星まつりの会代表・鳥居貞義さん /大阪
なにわ人模様:天の川七夕星まつりの会代表・鳥居貞義さん /大阪
 ◇「七夕サミット」第1回は中国で−−鳥居貞義さん(74)=枚方市
 ◇湖北省などに数多くの伝説
 七夕伝説が残る枚方市、交野市で活動する市民団体「天の川七夕星まつりの会」の鳥居貞義代表(74)が七夕伝説発祥の地とされる中国、日本、韓国の間で「七夕国際サミット」を開こうと活動している。06年から何度も訪中しており、「中国で1回目のサミットを」と中国の七夕伝承地に呼び掛けている。
 大手総合家電メーカー営業担当として、かつて何度も訪れた中国。退職後、中国との文化交流に寄与したいと考えるようになった。中国の七夕への関心の高まりは02年ごろ、一冊の本「万葉集天の川伝説」(魚住孝義さん著、花伝社)との出会い。同書によると、第二次世界大戦中、魚住さんは軍医として滞在した中国・湖北省で、「漢水(同省などを流れる長江の支流)の源は天の川。天の川の星が漢水の川面に映り、空と川が一体となる」と聞いたという。
 「ぜひ一度見てみたい」。ロマンに魅せられ、最初に訪ねたのが06年夏、中国・陝西(せんせい)省。当地では実際に七夕祭りをしており、取材に訪れたはずの自分自身が「日本の民俗研究家」として地元紙に取材された。
 その後、湖北省、江蘇省、上海市などを訪れ、七夕を研究する作家や、七夕伝承の自治体関係者と交流を重ねた。漢水はダム建設や都市化による大気汚染の影響で景色が悪く、幻想的な光景はまだ見ていない。今年7月に湖北省であったセミナーでは、大学教授らの前で、日本のササ飾りや、中国の七夕文化が長江流域に点在していることなどを話した。
 日本では、96年から全国の七夕祭り関係者が集まる「全国七夕サミット」が開かれており、鳥居さん自身、07年に枚方、交野両市であったサミットを企画した経験がある。「第1回五輪が発祥地のギリシャで開かれたように、第1回サミットは中国で」と、まずは中国国内の七夕関連の自治体で実行委員会を作るように訴えている。
 実現まで何年かかるか分からないが、「夢があるから人生は楽しい」。日本にサミットの順番が回ってきたときに備え、七夕関連の自治体や七夕研究者との調整をどうするか、今から考えている。
 鳥居さんの訪中記録は、「天の川七夕星まつりの会」ホームページ(http://www.yuko.ne.jp/tanabata/)で。【土本匡孝】

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