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交野古文化同好会
交野歴史健康ウォーク
歩くマガジンWALK関西版秋冬号
掲載される(P116〜P117)!
 2002.10.2発売 山と渓谷社発行 定価780円

ちちんぷいぷい山登りブック
に紹介されたことも、併せてご覧下さい!

このたび、交野古文化同好会の交野歴史健康ウォークの活動状況が
 『WALK関西版秋冬号』の関西ウォーキング団体・歩く会のイベントリポートとして下記のように紹介されました。

歩く目的は、人さまざまである。健康管理のため毎日歩いている人もいれば、自然が好きで野山へ出かける人もいる。そんな目的がはっきりしていれば、歩くことも一層楽しくなるだろう。

今回取材した交野古文化同好会では、地元の歴史にふれながらゆっくりと散策する会を月2回開催している。その名も「交野歴史健康ウォーク」
 「交野のことを知らない人には歴史ウォーク、知ってるよ、という人には健康ウォークとして歩いてもらえたら」と、笑顔で話すのは、交野の古文化研究の第一人者、
平田政信さん。若いときから地元の地理歴史を探究し、交野について語らせたら右に出る者はいないほどの「名物おじさん」だ

この歴史健康ウォークでは、市内で歴史的に興味深いところを1〜2時間かけてめぐるコースが毎回設定され、平田さんがいくつかのポイントで伝説や歴史の話を交えながら軽妙な語り口で解説してくれる。

スタートは、「いきいきランド交野ドーム」の噴水広場前。JR学研都市線の河内磐船駅から徒歩15分のところにあり、銀色の外観は空から降りてきたUF0を思わせる。参加者が三々五々集まってくるが、顔見知りの人たちが多い様子。いつも5〜10人程度で地元の人が大半のようだ。中には、遠くから足を運んで来る人もいるとのこと。今回は総勢8人での出発となった。集合も9時と聞いていたが、それも「だいたい9時」だそうで、よく顔を出す人たちが集まってきたら出発するというのんびりしたスタートだ。

今日のお目当ては、「獅子窟寺」の木造薬師如来坐像(国宝)。大阪府下には国宝に指定されている彫刻が四つしかなく、非常に価値があるものだ。

お寺に行くまでにも、いくつかポイントがあって、休憩がてら立ち止まっての解説が行われる。「この辺りの水は甘くて上等だっだので、田んぼに引く日にちを決めて順番に分け合っていた名残がある」とか「ここのお地蔵さんは安産を祈願するもので、上のお寺まで行くのが辛い妊婦のために、参道の途中に作られた」というような話がされる。観光パンフレットには載っていないような詳しい話を聞くと、なんだか得をした気分にもなってくる。

そうこうしているうちに、お寺に到着。「ここは昔の名所図会にも描かれていて、これが本堂、ここがさっき歩いてきた石の階段…」「昔はあそこらへんに仁王門があったんかな?」など、l枚の図を見ながら会話が弾む。その後、みんなでお参りしてから国宝の拝観。なかなか面白いエピソードを持った仏像のようで、解説の途中で笑い声も聞こえた。

帰りは、近くの山を散策しながら下山する。いつも参加しているという村田さんは、自身が交野の名所案内のホームページを作っていて、この歴史健康ウォークの様子を取材しながら歩いている。

「毎回違った話が聞けて新鮮です。ホームぺージには、今まで歩いたコースの記録が全部載っていますし、次回の日程や内客もちゃんとありますよ」とこの会の広報をするまでになったそうだ。

「歴史」と「健康」の2つの目的をうまくミックスさせて、できれば「一粒で二度おいしい」ところを感じてもらえるのが平田さんにとっても一番うれしいとか。ゆっくりのんびり、そして何か新しい発見がある、そんな会に参加してみてはいかがだろうか?



WALK関西版の内容を、少し紹介させていただきます。

 @秋こそおすすめ、街道ウォーク、紅葉と味覚の丹波路へ、 京都から篠山 50kmを歩く
 A一度は歩いてみたい街道・古道16コース
    鯖街道、愛宕街道、京街道、奈良街道暗峠、柳生街道、葛城古道、
    竹内街道、山の辺の道、近江中山道、など
 B探鳥ウォーク 京都御苑、大阪城公園、奈良公園、胄山森林公園
 C快適ウォーク+日帰り温泉 松尾大社から竹林の道を抜け仁左衛門の湯へなど4編
  そのほか、関西の観光地の歩き方、快適に歩くためのスタイルブックなど
  情報と写真が満載されている。

  なお、表紙の絵は、TV,ラジオで活躍中の佐川満男さん(63歳)


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