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第1回 交野歴史健康ウォーク

 
  9/2(土)、第1回交野歴史健康ウォークが交野古文化同好会・平田会長の企画で開催されました。
 毎週、土曜日に「交野歴史健康ウォーク」として、次の要綱で実施されますので、お一人でも多くの方の参加をお待ちしております。 (交野古文化同好会・平田会長


  9/2、第1回の参加者は、4名。平田会長は、一人の参加者でも実施するとの固い決意で始められた。
 午前9時10分、いきいきランド交野ドーム噴水前を元気にスタート。
 北川を交野小学校へと右折した西の角、大きな木の下の道祖神(さいのかみ)にお参りし、更に少し北へ、二月堂の石碑と道祖神。昔、私部村から寺村方面に旅立つ村人たちが、旅の安全を願ったいう神様。今も地元の人々により大事に守られている。
 交野小学校の運動場にもお地蔵様が祀られ、ここから見える交野山の緑が眩しい。
 山野酒造の土蔵作り、土壁と板壁がいい。一歩、私部の町中に入り静かな佇まいを歩くと、自然と心が静まる。遠見遮断(とおみしゃだん)と言われる町角を曲がり、無量光寺の白壁を右に、光通寺に出る。ここで、平田会長から「石垣地蔵」、「こばか地蔵」の由来をお聞きする。静かに朝日を浴びた石垣地蔵を見に、また訪れたい。
 想善寺の角地を曲がり、西へ進むと、立派な門構えのお家や土壁、板塀が昔の面影を残していい風景である。想善寺には、千体地蔵がおられるとか、また次回以降の楽しみにする。
 市役所前を通り過ぎ、わかば保育園の角から、T字の辻の突き当たりに想善寺を再確認。
 札の辻橋を渡り南へ、北田家代官屋敷の豪壮な門構えと白壁、町並みに出会うと何故か嬉しくなる。
 9月に入ったと言え残暑厳しい中、秋風をかすかに感じる爽やかな1時間でした。
 平田会長の軽妙な説明に感動し、交野の古い歴史を肌で感じた、また故奥野平次氏が著された、「ふるさと交野を歩く(里の巻)」の私部編をじっくりと味わうことが出来た楽しい歴史ウォークでした。
 次回(9/9)が楽しみである。一人でも多くの市民の方々にこの喜びを味わっていただきたいと思います。
 是非とも、皆さん誘い合って参加しましょう!!!

道祖神(さいのかみ)
 昔から村はずれには、村に悪霊が入り込まないように道祖神が祀られる。
よく道の片隅に石仏や地蔵様が、置かれているのを見かける。これを道祖神と言う。
 日常は村人が供物をそなえておまつりをし、大切にしている。また、昔の旅は大変危険なことも多かったために旅立つ際、これからの旅の安全をこの道祖神に祈願して出発していった。

石垣地蔵」と「こばか地蔵」
 私部では、想善寺、光通寺、無量光寺がかたまっている。
光通寺の石垣は最近整備されたが、山門への上がり口と庫裏への上がり口との間の石垣の中央に、2つの石仏がおられる。これが「石垣地蔵」である。東側の石仏は、お薬師様、西側で一段低いところの石仏は、阿弥陀様。いずれも見つかりにくいが、朝方の太陽を受ける頃西側から眺めると、投影が素晴らしいと言う。

 石垣を上がったところの本堂の東側に、「こばか地蔵」が沢山おられる。昭和4年、信貴生駒電鉄(今の京阪電鉄交野線)の工事中、交野駅の南踏切付近、「こばか」から出土したものが主に集められている。

道祖神・二月堂
(交野小学校西)
光通寺、寺の台地が
私部城の一部だった
光通寺の「石垣地蔵」
薬師如来の坐像
光通寺の「こばか地蔵」 光通寺の石垣・向こう側の
石垣の中央部分の最上部に
「石垣地蔵」がおられる
私部の静かな佇まい
白壁、土塀、板張りがいい


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