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交野歴史健康ウォーク   投稿 短歌 

      陽石を  囲む人々陰石は  何処と語らう  老いの楽しさ


    山河にも  道の石にも 誇りかに 交野佳き町とは語らいき


    生駒根の 片辺に拓け数多なる  遺跡鎮まる麗しの里


      (いこまねの かたえにひらけあまたなる いせきしずまるうるわしのさと)



     御後慕い 自ら逝きし武士ら 石の仏となりし坂道

      (みあとしたい みずからいきしもののふら いしのほとけとなりしさかみち)



    亡き人に 殉じし三人の武士の 小さき地蔵御寺坂道

      (なきひとに じゅんじしみたりのもののふの ちいさきじぞう みてらさかみち)



    三体の 小さき地蔵を今も尚 守り祭れる里人ゆかし

      (さんたいの ちいさきじぞうをいまもなお まもりまつれるさとびとゆかし)



    金木犀 銀木犀とぞ咲き競い 馥郁香る私市の里

      (キンモクセイ ギンモクセイとぞさききそい ふくいくかおるきさいちのさと)



     江戸の日々 若き嫁女ら衣踏み 濯ぎし磐に清水速走る

      (えどのひび わかきよめじょらころもふみ すすぎしいわにしみずさばしる)

 

    太子堂 巡る星田の辻々に 冬の光の温かく射す

      (たいしどう めぐるほしだのつじつじに ふゆのひかりのあたたかくさす)

 
             矢田 千加子様(交野古文化同好会・会員)



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