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第4回 交野歴史健康ウォーク

10/7、寺古墳群を尋ねる

10/7(土)、第4回交野歴史健康ウォークが交野古文化同好会・平田会長の企画で開催されました。
 毎週、土曜日に「交野歴史健康ウォーク」として、次のように実施されますので、お一人でも多くの方の参加をお待ちしております。 (交野古文化同好会・平田会長

 10/7、第4回の参加者は、8名。 午前9時10分、寺古墳群を目指して、いきいきランド交野ドーム噴水前をスタート。
 府道久御山線を横切り、田圃道を寺村(巽の方角)に向かって歩く。一面、黄金色の田圃。山から吹いてくる秋風が心地よい。自然と足の運びも軽やかになる。
 静かな寺の町並みを過ぎ、住吉神社への道を竜王山に向かって登る。

 寺古墳群は寺の集落の東南、竜王山の山麓に群集する後期古墳群(六世紀から七世紀初頭、飛鳥時代)です。14基の古墳からなり、いくつかの尾根に2〜3基づつ点在し、広い範囲をこえて寺古墳群と呼ばれている。
 そのひとつの寺中山古墳群は、寺の集落を過ぎ、住吉神社の手前の道を真直ぐ東に上り、創価学園の小公園を北に見ながら登ると小さな池が左右に5個ほど続き、谷筋を右へ曲がるとさらに池があり、しばらく竹薮と雑木の平地を行くと古墳に出会います。
これは横穴式石室を完全に残す古墳です。

 東西12m、南北11mの方墳で入り口は西を向いている。周りは竹薮と雑木で薄暗い。

 大人一人がやっと這って入れる程の入り口から、懐中電灯を片手にした平田会長に続いておそるおそる入る。羨道は短く片袖式となっている。
 中は、意外と天井が高く、195cmあるという。しっかりと石組みがされている。大きい岩石とそれを支える小さい石が左右にバラス良く組まれている。天井の岩石もしっかりと組まれすこぶる頑丈に出来ている。

 古墳は、昨日の「鳥取西部地震」で交野もかなり揺れたが何の支障もない。

 交野にこうした完全な古墳が残されており、大事にされている。感動を覚える。
 これからもしっかりと保存してもらいたいと願う。

 帰りは、住吉神社に寄り、東の石垣にある「くぼみ石」の由来を聞く。
 昔の子供たちが、餅つき遊びをした石の跡だという。
 「この石にじーと耳をあててみ、ぺったんこ、ぺったんこ、ぺったんこ・・・・ぺったんこの音が聞こえてくるやろ」と奥野平次さんは子供たちにいつも言っておられたという。

 平田会長の軽妙な説明に感動し、交野の古い歴史を肌で感じた、楽しい歴史ウォークでした。
 次回(10/14)が楽しみである。一人でも多くの市民の方々にこの喜びを味わっていただきたいと思います。
 是非とも、皆さん誘い合って参加しましょう!!!



寺村を目指して
田圃のあぜ道を行く
寺村を竜王山を
めざして進む
静かな寺の町並み
住吉神社の手前で
寺古墳へと歩く
展望が素晴らしい
交野ドームが
はっきりと見える
薄暗い小川が流れる
谷筋の山道を上がる
竹薮に囲まれるように
横穴式古墳の入り口
古墳内部
少し湿っぽい空気
石組みがしっかりしている
左右に大岩と小石が
バランス良く組まれている
住吉神社より
「かいがけの道」へ
傍示へと続く
住吉神社の「くぼみ石」
昔の子供たちが
餅つき遊びをした石の跡
寺村の石灯篭
今も近所の人々が
大事に守っておられる

第4回 交野歴史健康ウォーク行程図


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