京  遊  会
  2005年5月19日〜20日
 
猿投温泉と愛・地球博

岩下利明さんから京遊会レポートを頂きました
写真は、菊谷さん、寺田さん、富田さん、三木さんより

 今年の京遊会は、名古屋に在住の菊谷さんのお世話で「猿投温泉で心身を癒し、翌日は愛知万博(愛・地球博)を見に行こう」ということになりました。

 今回の参加者は、10人。芦谷正裕、岩下利明、大西成長、菊谷寿六、寺田尚明、冨田邦良、
三木俊作、村田義朗(以上 龍野高校10回生)上田裕彦、田中旭(以上 龍野高校11回生)(敬称略)

 5月19日(木)、14:40の定刻を待たずJR名古屋駅金時計前に9名全員集合。お互いの健康を確かめ合いながら菊谷さんの案内で豊田市の猿投温泉金泉閣へ。鉄道と送迎バスにより約一時間で到着。

猿投温泉金泉閣での宴会
猿投温泉ホームページを参照下さい!

猿投温泉(さなげおんせん)は山腹にあり、旅館が数軒のこじんまりした温泉郷と思いきや、なんと全ての施設が金泉閣のもの。そのせいか、自然の中に各施設がバランスよく配置されなかなか落ち着いた佇まいである。天然ラドン温泉として特に医学的に治療効果があると有名な所で、岩風呂、露天風呂、ヒノキ風呂と入浴には事欠かない潤沢な施設が整っていました。

 入浴は外湯で浴衣に下駄履き久し振りの下駄履きに感激…、庭園や池を巡っての岩風呂、新緑の山肌に囲まれた露天風呂、風呂上りを新緑の風に吹かれてホテルまで。普段味わったことのないくつろぎのひと時でした。



猿投温泉金泉閣の宴会場で記念写真
(前列)寺田、村田、冨田、田中
(後列)大西、芦谷、上田、三木、岩下、菊谷

 宴会は、名古屋在住の大西成長さんが特別参加。最近椎間板ヘルニアの手術をしたとかで正座も胡坐もできない状況にも拘らず、懐かしい面々に是非会いたいと参加してくれました。

 「名古屋に住んで40年余り、斑鳩(太子町)の実家は、家屋は既に取り壊して、更地とお墓だけが残っている。お墓があるので本籍を動かすのが憚られそのまま斑鳩においている。墓と本籍を今後どうするか迷っている」。此処から話題の中心が墓に集中。
 「墓は簡単には動かされへんで。以前、自宅の墓を山から他所へ移して、その後怪我が3回も続いてえらい目に遭った。ある人から、墓か仏さんを触ったのではないかと言われ、墓の移転が原因だったと分かった」。「墓は動かしていい時、動かしてはいけない時、又その方向など、色々なことがあり、それをよく弁えてやらんとえらい目に遭う」等々墓談義で一座騒然。
「去年はワインがいいとか健康談義に花が咲き、今年は墓や。来年はなんやろ」。すかさず「来年は葬式やで!」との声で一段落。

 田中旭さん(11回生、龍野高校の評議員)が母校龍野高校の近況報告。
「今年の大学進学状況は高校始まって以来の好成績。東大2(0)、京大4(4)、阪大10(3)、神戸23(3)、同志社24(15)、立命35(34)、関学58(44)、関大48(34)---( )内は前年度。数年前の母校は、通学もだらだら、遅刻常習、不登校も多数あり最低だったが、母校出身の八木校長が赴任して、校長自ら毎朝校門に立ち、先生を総動員して生徒を激励した。それが実って校風が一変。だらだら通学、遅刻や不登校が無くなった。その成果がこの好成績へとつながったものである。又現在の龍野高校は、学区外からの入学が100名ほどあり、地元からは以前とは比較にならない狭い門になっている」。

 芦谷さんからJR福知山線の事故について「運転手がミス(スピードの出し過ぎ)をしてもそれを制御するシステムが整備されておればこの事故は起らなくて済んだ。このシステムは既に広く実用化されており、同社でもこのシステムへの変更が検討はされていたようであるが、こんなことになり実に残念なことである。運転手が安心して運転に専念できる体制づくりが望まれる」。又、2両目の異常とも思える大破損については「2両目には、1両目に引っ張られる力と3両目以降からの押される力との両方の力の影響を受ける。更に高速度の場合は、その力が速度の二乗に比例して増加することになり、膨大な力が加わった結果としてこのようなことになった」との解説に一同納得。 

大西さん、懐かしいお顔有難うございました。又お会いしましょう。

 翌朝の朝風呂は最上階5階総ヒノキ造りの大浴場。もう少し深ければ文句なしなんですが、健康の為には、或いは事故防止のためにはこの方が良いかも。



猿投温泉金泉閣玄関前
(後列)田中、菊谷、上田、三木、寺田  (前列)芦谷、岩下、村田、冨田
いざ!愛知万博 「愛・地球博」
愛・地球博公式ホームページ
 猿投温泉から送迎バスで「愛・地球博」会場・東ゲートへ8時過ぎに到着。9:00の開門まで未だ1時間近くあるというのに広いゲートには開門待ちの客が既に200〜300名。開門間際には人、々、々、で一杯。後で聞けば、この日は平日(金曜日)としてはトップクラスの11万3000人の入場だったそうです。
 いざ開門。空港並みの厳しい持ち物と身体検査を経て、一路トヨタ舘を目指して真っしぐら。走るように歩いて、歩いて、歩いて、歩いて、…、…。それでもトヨタ館前は長蛇の列。暫くして後ろを見ると、「午前の整理券は終了」との表示看板が立っていた。やっともらったのが10:00入場の整理券。約30分の時間待ち。隣の日立館は既に90分待ちなので、少し離れたサウジアラビア館とイエーメン館を見てトヨタ館へ。


トヨタ館前は長蛇の列。暫くして後ろを見ると、
「午前の整理券は終了」との表示看板が立っていた

隣の日立館は既に90分待ちなので、少し離れたサウジアラビア館とイエーメン館へ。

 話題の「ロボットショー」は評判通りの素晴らしいものでした。両手で4個のドラムを叩き、指の動きも鮮やかにトランペットを吹き鳴らし、観客と一体となって音楽ショーを楽しみました。然し、その後がいけない。「MOVE LIVE」と名うって「すべての生命の源である宇宙から人間の新たな第一歩まで、いま、時空を超えた『三次元の未来派オペラ』が始まる!! 後略…」とパンフレットには紹介してありましたが、音とレーザーとダンサーのショーは抽象画を見ているようなものでどうも理解に苦しむメインショーでした。もっと親しみやすいものにできなかったのか、ロボットが素晴らしい好演を見せてくれただけにちょっと残念です。丁度30分間のショーでした。

   トヨタ館のロボットショーの画像をご覧下さい!

少し離れたサウジアラビア館とイエーメン館を見てトヨタ館へ



21世紀最初の万博 120の参加国と国際機関が集う

次はマンモスだぁー!これが又遠い。やっと辿り着いたら20〜30分待ち。暫くして後ろを振り向くと、遥か後方まで来た時とは比較にならない長蛇の列。人気の凄さと人出の多さを再認識。約10m幅の大きなガラス窓の外側に設置された動く歩道に乗ったまま僅か数十秒間の対面でしたが、1万8000年前の氷塊から発見されたという巨大な牙のついたマンモスの頭蓋と左足の一部。沈黙の冷凍マンモスは何を語ろうとしているのか。印象に残る一コマでした。

 マンモス展示のホームページへどうぞ

 マンモス見学のホームページをどうぞ

 「トヨタ館」と「マンモス」、目玉の二つを見ることができて案内役の菊谷さんに一同、感謝感謝。


マレーシャのカレーショップ

グローバル・ループを走る「自転車タクシー」
 昼食はマレーシャのカレーにしようかと言っていた矢先に、冨田さんが行方不明というハプニング。案内所では構内放送はしてくれないし(そう言えば会場は静かで、昔聞き慣れた迷子の呼び出し放送は一回も聞いていない。迷子は、その内容を各案内所へメールで送り、係員がメモを持って探すことになっている…時代が変わった)、付近を捜しても分からなかったのですが、帰りは15:30北ゲートからと定めているので此処で会えるだろうということになりまた。やっぱり携帯電話は持たなければならないのかと痛感させられる一幕でした。
うまくトヨタ館、マンモス館も見せていただきラッキーでした。そのあと、はぐれてしまってご迷惑かけてしまい申し訳ありません。
しかし、幸いにも地中海の国々、エキゾチックなスペイン、トルコ、モロッコの美女スナップをおさめることができました。   (冨田さんの写真をご覧下さい!)

どのパビリオンも行列なので、日本庭園経由で南端のゴンドラ南駅へ。又歩いて、歩いて、…。こんなに歩いたのは何時のことか。南駅手前の「コーカサス共同館」で休憩の生ビールが何んとも言えず美味しく、価値ある一杯でした。


日 本 庭 園の「かえでの池」の向こうに見えるのは、長久手愛知県館

日本庭園内の 「サツキとメイの家」
宮崎駿監督のアニメ映画「となりのトトロ」で主人公たちが暮らす昭和初期の日本家屋を再現。

長久手日本館前 竹で編んだケージで包まれた独特な外観
キッコロゴンドラに乗車!
南駅から北駅までのゴンドラは僅か数分間の乗車ですが、万博会場を一望でき、さっき見た日本庭園、マンモスのグローバルハウス、トヨタ館等々素晴らしい景観でした。

森林体感ゾーンの上をキッコロ・ゴンドラが行き交う

長久手会場の西ゲート、EXPOドームなどの駅を結ぶ
IMTS(自動運転バス)が走っている

長久手愛知県館 県民や市町村がお祭や伝統芸能を披露

長久手日本館も見えます、その右の建物は名古屋市パビリオンの大地の塔

日本庭園の全景   手前が「かえで池」と「めだか池」

グローバルハウスの左隣にマンモスラボがある

会場内グローバル・ループを走る「グローバルトラム」3両編成

メイン会場   愛・地球博広場

メイン会場   愛・地球博広場

ガスパビリオン 「炎のマジックシアター」

企業パビリオンゾーン


トヨタ館、日立館のある北ゲートに到着

南駅から北駅までのゴンドラは僅か数分間の乗車ですが、
万博会場を一望
でき、さっき見た日本庭園、
マンモスのグローバルハウス、トヨタ館等々素晴らしい景観でした。
 北ゲートでは、寺田さんが人気のロボット案内嬢と対話。ロボットとは思えない豊な表情、なかなかの可愛い子です。さて、どんな会話ができたのでしょうか。そうこうしている内に行方不明になっていた冨田さんがひょっこり北ゲートへ。これで全員が揃い、無事帰途に着くことができました。会場から帰りの「リニアモーター」はとても静かで、僅かな時間でしたが居眠りをしてしまいました。早く普及して欲しいものです。

 
寺田さんが人気のロボット案内嬢と対話  愛・地球博のテーマは?

  幹事役の菊谷さん。行き届いた準備と案内有難うございました。猿投温泉には、ご家族で事前に一泊して下調べをし、万博会場には、期間チケットで何回も視察を重ね、会場への行き帰りも、いちいち乗車券を買わないで済むよう通し切符を事前に準備して頂き、お陰さまでスムーズな旅程と「愛・地球博」の目玉、「トヨタ館」と「マンモス」を無事見ることができました。参加者一同、心より感謝しております。有難うございました。

早速、参加者からメールを頂戴しましたので紹介します

2005.5.20   冨田邦良さんより
このたびの、京遊会 愛・地球博旅行 本当にお世話になりました。 猿投温泉金泉閣の檜風呂、手の入った杉苔の庭、おいしい朝夕の食事、楽しいひとどきでした。
うまくトヨタ館、マンモス館も見せていただきラッキーでした。そのあと、はぐれてしまってご迷惑かけてしまい申し訳ありません。
しかし、幸いにも地中海の国々、エキゾチックなスペイン、トルコ、モロッコの美女スナップをおさめることができました。さつき晴れの天候にも恵まれ、快適なリニアモーターカー、ゆったりした新幹線のぞみシート、おかげさまで無事19:00に帰途につきました。
本当に皆様有難うございました。

2005.5.21   寺田尚明さんより
万博京遊会本当に何から何まで御世話いただき有難うございました。
目玉商品に全て目を通すことが出来、貴兄の費用&時間対効果満点のPLANに感謝しています。
 貴兄が名古屋に居てくれなかったら、多分、人気パビリオンは長蛇の行列で並ぶ気にもなれず、、、、広い会場のごく一部をぶらぶら歩き”ああしんど”と、つまらん万博見学になっていたことと思います。
我がデジカメにも数枚スナップ写真がありますので添付します。
2005.5.21    菊谷寿六さんより
あっと言うまの2日間でした。皆様には、それぞれ遠くからお疲れ様でした。自身はとても楽しい2日を過ごさせてもらいました。
猿投温泉も満足してもらえたようだったので、ほっとしているところです。博覧会はあまり広すぎて、ほんのさわりしか見れなかつたのが、心残りですが、トヨタ館とマンモスが見れたのがラッキィだったと言う事にしてもらいましょう。 ゴンドラから見た会場の眺め景色は大変よかったですね。私も初めてだったので感激しました。 昨日の入場者数は平日としては多く11万3000人だったようです。少々強行軍だったと思いますが 今週は十分休養に務めたいですね。
大西君には 今朝早速TEL入れておきました。又次回元気にお会い出来るのを楽しみにしています。本当にお疲れ様でした。
2005.5.22   大西成長さんより
 村田義朗さんをはじめ、京遊会の皆様御苦労様でした。
 楽しい2日間をお過し戴けたでしょうか? 
 体調不良の為数時間しかお付き合いが出来ず、誠に申し訳無く存じて入ります。 
 またの機会をお作り戴きます様に。
 京遊会の皆様が益々御元気であります様に、お祈り致します。 
2005.5.24   三木俊作さんより
先日の京遊会では本当にお世話になり、有難うございました。貴兄の案内で念願のトヨタ館でのロボット
ショー、マンモスを見ることが出来ました。又猿投温泉のラドン湯等思い出深い京遊会となりました。本当にあ
りがとうございました。写真が出来ましたのでお送りします。
2005.5.25   岩下利明さんより
お早うございます。先日の「京遊会 猿投温泉と愛・地球博」は素晴らしい二日間でした。幹事の菊谷さんをはじめ会の皆様有難うございました。
21日以降行事が続き便りが遅くなり申し訳ありません。レポートは今日明日には送ります。
取り敢えず、一報まで。
2005.5.26   芦谷正裕さんより
 19,20日楽しい京遊会ありがとう御座いました。昼お別れしてから、JR東海の磁気浮上車の実物モデルの展示館を見て、リニモをゆっくり見ながら乗って藤が丘へ行き、14時ののぞみで品川へ行き丁度間に合いました。菊谷さんにはいろいろきめ細かい配慮ありがとう御座いました。
猿投温泉についてから、浴衣に着替えて山上の池を散歩し、温泉、岩風呂、ラジウム湯を飲んで新緑の川端を歩いて旅館での夕食宴会、料理もよかったです。思い出に残る温泉を感じました。JR西日本の話はもう少ししたかったですが・・・。
万博ではトヨタ館、サウジ館のあとマンモスもかぶりつきの位置で見ること出来ました。昼カレーをミスしましたが日本庭園もどなたかの写真で拝見しました。
皆さん、故郷での生活、昨年よりも益々元気になられたように思いました。最近の”たつの”の状況お聞きし、変化してるんだなと感じました。
皆さんの写真ありがとう御座います。 私も携帯で写真取りましたが後送します。
来年の奈良の京遊会楽しみにしています。

最後までご覧頂き有難う御座いました

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