第9回 京  遊  会 
2008年11月18日〜19日 

歴史と文化の薫るまち龍野
ふるさと龍野の集い

写真は、三木さん、岩下さんより投稿頂きました

 「龍野」の地名は、播磨風土記に相撲の神様、野見宿禰が出雲へ帰る途中亡くなり、出雲の人々が揖保川の石を手渡しで運び墓を造るようすから“野に立つ人”「立野」となったと書かれています。
 室町時代、赤松氏によって山頂に城が築かれ、町が始まり、天正5年秀吉に開城してより多くの大名が治めて来ましたが、現在残る城下町は、360年余り前京極氏が整備してより姿を変えることなく今に伝えられています。
 寛文12年に入封した脇坂氏200年の治世の間に、揖保川の豊かな流れと穏やかな気候によって、うすくち醤油、そうめんなどの物産を作り出し、おだやかな風土は詩人・哲学者など多くの文化人を送りだしています。昔ながらの町並みと豊かな自然と文化の町龍野散策をお楽しみください。
   (以下、観光パンフレットより)
揖保の糸そうめんの里 ホームページのMAPを
参照させて戴きました。記して、感謝します。

赤とんぼ荘から見える風景


原生林に包まれた鶏籠山は、龍野シンボルである


揖保川の向こうに「ヒガシマル醤油」の会社が見える


揖保川の清流、眺めが良いですね!


赤とんぼ荘の前は、白鷺山公園になっていて
童謡の小径、哲学の小径があり、三木清などの碑が建っている。


童謡の小径
 昭和62年7月に全国より「あなたの好きな童謡」を募集し、上位8曲を対象にして、その童謡にふさわしい環境を整備し、メロディーが流れるセンサー(感知装置)付きの童謡歌碑を設置し、「童謡の小径」として龍野公園内の白鷺山に整備されました。
三木清の碑
田中静壱大将の碑
矢野勘治の碑


東大の同級生、吉田茂の文字が彫られている頌徳碑
聚遠亭


その昔、松平定信が来遊した時、ここからの眺望絶佳をたたえて「聚遠の門」と
呼んでから聚遠亭と名付けられたと伝えられています。心字池うえにある茶室は
庭園、池、杉垣根などと調和した書院造りを模した数寄屋風で、
市指定文化財にもなっています。


岩下、菊谷、田中、上田、冨田、寺田、村田の皆さん
三木露風の歌 ふるさとの

露風の歌といえば、すぐに思い出すのは「赤とんぼ」ですが、
田中さんの説明によれば、より格式の高い良い歌が、「ふるさとの」です。
案内板の前で、田中さんの綺麗な旋律と美声を聞かせてもらった。
皆さんにお聞かせ出来ないのが残念です。

「ふるさとの」は戦前、女学生の間でよく歌われたそうです。


郷土の生んだ先覚者・鹿島守之助博士が設立された八重洲ブックセンターより、
平成元年に資料館の建物の寄贈を受け開館しました。

龍野城(本丸御殿)
よみがえった龍野城

龍野城のホームページ、こちらは面白い!
 龍野城は、標高210mの鶏籠山山頂の山城として築かれた時代と、現在の地、山麓を含めた平山城との二期に渡ります。
山城は約500年前、播磨の豪族、赤松村秀によって築かれ4代続きましたが、天正5年(1577年)豊臣秀吉に城を開け渡しました。
 その後山麓の平山城となり、数回城主交代があった後、寛文12年(1672年)脇坂安治が53,000石で入封すると以降は世襲して明治維新に至ります。
 城主は赤穂城請取の安照、寺社奉行の時延明院事件を裁いて老中になった安董、井伊直弼が殺された桜田門外の変当時の老中安宅などが有名です。
 明治4年(1871)の廃藩置県により龍野城の建物はすべて競売によって取り壊され、大手門から冠木門に至る中間に裁判所が建てられました。城内には明治末に女学校が置かれたとき、新たに進入道路が新設されるなど大きく変わっています。
 昭和50年より5年間で城壁、多門櫓、埋門、石垣、本丸御殿、鍜坂門が再建され、後に隅櫓が建築されました。また、再建にあたっては、現在残る絵図を参考にすべて木造、土塀で建てられています。


上段の間が再現された


本丸御殿 上段の間で記念撮影
龍野の藩主になったつもり?


脇坂藩の歴史を解説いただいた


三木露風、矢野勘治、内海青湖、三木清らの遺品、蔵書などを
一堂に集め展示されています。


詳細は、霞城館ホームページへ



矢野勘治記念館
旧制第一高等学校、西寮寮歌「春爛漫」東寮寮歌「嗚呼玉杯に」を作った
矢野勘治が晩年を送った自宅で、遺族により寄贈されたものです。


ヒガシマル醤油ホームページ


昭和初期まで蔵人が使っていたこうじむろです。桶、樽など製造用具
文献、資料を一堂に展示しています。
(建物は国登録文化財、醤油蔵は県指定文化財)
揖保乃糸資料館 そうめんの里

詳細は、揖保の糸そうめんの里 ホームページへ

播磨の風土と揖保川の清流に育まれて500有余年。
揖保乃糸「そうめんの里」は、播磨の地に生まれ育った手延素麺を紹介し、
その歴史ある伝統を学び、味わいを体験するテーマ館です。
所在地・・・たつの市神岡町奥村56 (Tel:0791−65−9000)


昼食は、鯛めんセット 1,260円
鯛とにゅうめんが良く馴染み美味かったなぁ!

昼食後、次回(来年11月)の再会を約して、ふるさとの集いは終わりました。
最後に、京遊会11回のあゆみを振り返って見ましょう。

1.平成10年  1998.11.2〜3   かんぽの宿 「赤穂」    三木、寺田 
2.平成11年  1999.10.16〜17  京都  「ギオン福住」    山田、村田
3.平成12年  2000.11.24〜25  高雄  「錦水亭」      上田、田中
4.平成13年  2001.11.9〜10   宇治  「花ヤシキ浮舟」   芦谷、菊谷
5.平成14年  2002.11.8〜9   嵐山  「嵐山ホテル」      三木、冨田
6.平成15年  2003.11.7〜8   岡山県大原町「作州宮本の里」   寺田
7.平成16年  2004.11.10〜11  京都 新選組ゆかりの地 「ペアーレ京都」  村田 
8.平成17年  2005.5.19〜20   愛知万博  「猿投温泉」    菊谷
9.平成18年   2006.11.8〜9   奈良 ならまち散策  「猿沢荘」    三木、富田
10.平成19年  2007.11.7〜8   熱海・箱根観光「ウェルハートピア熱海」 芦谷、山田
11.平成20年  2008.11.18〜19  ふるさと龍野 母校の訪問と史跡散策  上田、田中

田中さん、上田さん、大変お世話になりました。
お蔭様で第11回京遊会は、素晴らしい楽しい旅となりました。
 
次回は来年11月、滋賀県・近江八幡・安土・五個荘周辺の信長や
近江商人の発祥の地、史跡巡りなどを計画したいと思っています。
また、元気にお会いしましょう。
最後までご覧戴きまして有難うございます!


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