駿河路のバス旅行

横林寛昭さんから投稿頂きました

 今日は、6月の陽気とあって、庭でお茶を頂いていると、アチコチで微笑む花に身体が引かれて行く。
11月頃から咲いていた西王母は今も咲いている。椿では、最も早く咲く花であるが、実に上品だ。

         
                       <西王母> 

 蝋梅(ロウバイ)の香りが、当り一面にただよい始めるとヒヨドリがつぼみも花びらも食べに来る。昨年は、ビニールを被せて鳥を防いだが、今年は彼らにご馳走を提供していたようだ。


                      <香り豊かな蝋梅>

 詫助(赤と白)が、人目を引き付けている。
目白が頻繁にやってきて、逆さまになって密を吸っている。小学生から大学生まで目白を飼っていたから、懐かしさが先行し、ミカンをあげたり唇で呼んだり昔を思い出し楽しんでいる。目白は喧嘩鳥であるから、1匹が密を吸っている時は、他の目白が来ない。吸っている目白が離れると、次の目白が何処からとも無く姿を現す。最近、困ったことに、詫助の花の味をヒヨドリが知り、仕切りに飛んで来て、詫助の花が可哀想にもバランスを崩し見苦しくなっている。ヒヨドリを見る度に追っかけているが、花は減るばかりである。


                       <一目を引く詫助>

 西王母と双璧に、金魚葉椿も気品がある。一昨年、留守中に毛虫に全葉を食べられズリ坊主になったが、元気に回復した。自然の力の証明です。


                        <金魚葉椿> 

 物心ついた頃から、冬は椿を机上に生け現在も続けている。最近、仕事に追われ椿の枝を採る機会が薄れがちであるが、花を生けると気持が和む。庭には、椿の木が30、40本生えている。中には、40年前滋賀県栗東町で工場建設中に採ってきた藪椿も元気に咲いている。

 一方、庭の草花に目を転ずると、色とりどりのパンジが元気に咲いている。中でも、一際目立っているのが、真っ赤なボケが、俺を忘れるなよと呼んでいた。


                          <ボケ> 

 庭の草花はこれからだが、一番乗りは幸せを呼ぶ福寿草で、春の宅急便である。
 
                        <福寿草> 

 昨年から、キンポウゲの仲間が、株を増やし見事な花が咲きだした。黄色の花は、活力を与え勇気付けてくれる。寒々とした時は、黄色い花を視ると元気が出る。


                      <キンピウゲの仲間> 

 これからは、庭のアチコチでクリスマスローズ、スイセン、ミスミ草、シュンラン、カタクリ、スミレ、スノーブレーク、矢車草達で庭一面がジュウタンに一変する。もうすぐ春だ!  

     2009年2月14日                 横林寛昭さん

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