交野山へのハイキングコース全図 |
交野山は交野のシンボルである。
山頂へはJR河内磐船、または津田駅、京阪電車・河内森駅より歩いて 神宮寺の集落から山道「石仏の道」を経て約1時間。
この地方の先祖が、古くから神の宿る山として崇め、毎朝、山頂から昇る太陽に一日の無事を祈り 標高344Mの山頂には 観音岩といわれる一辺が約15mもある巨岩が聳え立っている。
山頂への「石仏の道」を上がると室町期の石仏に出会う。 山頂の観音岩からは360度の眺望・遠く大阪、神戸、京都方面、生駒山などが一望できる。
側面には大梵字(だいぼんじ)が刻まれており、 |
山頂御本尊観音岩 何百年もの間 風雪に耐え いまなお 交野市民を 守っている 交野の本尊である | 鴻尾山、山の頂に 八間四方の岩あり、 観音岩と古しへより申伝る (河内鑑名所記) | 山頂の三つの巨岩に 仏の梵字・聖観音(サ) 三宝荒神(ウーン) 大日如来(ア) が刻まれている |
「そ」礎石にしのぶ 開元寺 「交野郷土史かるた」より |
||
交野地方で天平以前の寺院でわかっているのは郡津の長宝寺、倉治の開元寺、寺の徳泉寺。この寺々は江戸時代の末頃には名もない小寺となって残っていましたが明治からすべて廃寺となってしまいました。 開元寺については昭和29年神宮寺で天平時代の礎石が発見され、古代当地方に栄えた大寺の果てだとわかりました。 |
弥勒菩薩(石仏)
神宮寺より「石仏の道」の坂道を登って行くと、右手に花崗岩の自然石に刻まれた弥勒菩薩がある。 | 阿弥陀三尊(石仏) 更に、山道を進むと右手に大石があり、上部切り込みの光背の中に阿弥陀三尊が刻まれている。 | 開元寺跡地(神宮寺)
奈良時代に建てられたという大寺の跡地。 | 岩倉開元寺 多宝塔跡地 開元寺が鎌倉時代に交野山の山頂に移された。後、織田勢に焼かれたその跡地 |