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 交野歴史健康ウォーク
2004.2.14  第58回
 星降る里・星田のお大師さん巡り

(とき)平成16年2月14日(土)晴 (午後、気象庁が春一番吹くと発表)
交野ドーム→車→星田会館→J星田寺→L上口町→H松岳庵→
F東辻屋町→家康陣屋跡→C野辺橋→D光林寺→B乾町→A薬師寺
→I慈光寺→E中川筋→G札町
→星田会館→交野ドーム

2/14(土)午前中は、とてもいい天気でした。
交野古文化同好会の方々(参加者24名)と星田村のお大師さん巡りをして来ました。
1ケ村に15の祠が祀られ、今もなお大師さん(空海)の命日にあたる4月21日には、各所で法要が盛んに行われているそうです。
嵯峨天皇の弘仁2年(811)、弘法大師が京都長岡京市の乙訓寺(おとくにでら)の別当に任ぜられ、たびたび近郷の霊場を訪ね、交野の私市・獅子窟寺や星田に立ち寄られたことが知られています。弘法大師が交野地方に来られた時に、獅子窟寺吉祥院の獅子の宝窟に入り秘法を唱えると、七曜の星(北斗七星)が降り、三ヶ所に分れて落ちたと言い伝えられているお大師信仰が平安の昔から星田の里で連綿と生き続け、今も根強く息づいていることに感動しました。
その昔、八丁三所に星が降った

そんな素敵な伝説があります。光林寺の老松

嵯峨天皇(弘仁年間 810〜824年)のころ、弘法大師が交野地方に来られた時に、獅子窟寺吉祥院の獅子の宝窟に入り秘法を唱えると、七曜の星(北斗七星)が降り、三ヶ所に分れて落ちたと言います。

それが高岡山の東の星の森光林寺の境内星田妙見宮のご神体の三ヶ所で、神仏が姿を変えてあらわれた影向石(ようごうせき)として信仰されるようになったと伝えられています。

星田妙見宮
星の森
光林寺
 午前9時、「いきいきランド」を夫々の車に分乗して「星田会館」に集合。和久田先生は先ず星田寺(しょうでんじ)にご案内頂いた。お寺さんのご好意で、市の指定文化財の十一面観音像をご開帳頂き、本殿内で星田のお大師信仰の謂れをお聞きした。
 半尺口のお大師さんが一里塚にあった時、寝屋の人が盲目となり、夜静かになって夜参りに杖を頼りに3年間祈願し続けたご利益があり、ある夜お大師さんの「私の片目をお前にあげる」とのお告げがあって、その日から片目が見え出し、代わりにお大師さんの右の片目に傷が出来て、その傷は今ものこっているのだそうだ。(半尺口のお大師さんへは、次回の歴史ウォークで歩く予定になっている)
 それ以後信仰者が多くなり、4月21日には三角のおむすびに黄粉をつけて参拝者に供養されるが、昭和12年ごろまでは星田だけでなく、堀溝・高宮・小路(寝屋川市)、砂・中野村(四條畷市)の人々も沢山お参りし、また、「どんかい踊り」が催され、大変な賑わいだったそうである。
 和久田先生の先導で遠見遮断の道路をあっちへ行きこっちへ曲がりと、次から次へとお大師さんめぐりを楽しませて頂いた。合わせて11ヶ所のお大師さんにお参りしました。お大師さんは星田1丁目から3丁目の間の狭い範囲内に安置されており、その多さにビックリした。また、地元の方によっていつも綺麗なお花が飾られて今も大事に守られていることを知った。
途中、家康陣屋跡もご案内していただいた。
お大師さんの場所
      @半尺口大師堂    木造   元一里塚にあり
     A薬師寺内       木造
     B乾町大師堂      石造   一石丸彫り
     C野辺橋大師堂    木造
     D光林寺大師堂    木造
     E中川筋大師堂    木造   中小路橋
     F東辻屋町大師堂   木造
     G札町大師堂      一石丸彫り  地神さん
     H旧松岳庵大師堂   木造
     I慈光寺大師堂     石造   台石別丸彫り
     J星田寺内        木造
     K光明寺内        木造
     L上口町大師堂     木造
     M大谷北大師堂     石造 一石半肉彫り(下記の地図には表示していない)
     N大谷南大師堂     石造 台石別丸彫り(下記の地図には表示していない)  
 当日歩いた道順 星田会館→J星田寺→L上口町→H松岳庵→
F東辻屋町→家康陣屋跡→C野辺橋→D光林寺→B乾町→
A薬師寺→I慈光寺→→E中川筋→G札町
→星田会館
星田寺の十一面観音像 空海像
Jお大師さん Cお大師さん
Dお大師さん Gお大師さん
慈光寺 交野に唯一の
十三仏が安置されている
札町お大師堂(地神さん)
東和久田家の氏神さん?
旧松岳庵大師堂
元は、松岳庵という庵があったそうで
傍に白い実のなった万両を見つけた
1万年前から通じていた山根の道
足元の小さい川は上垣内川だそうで
こんな小川にも名前が付いている!
万両、千両、百両、十両の花の写真はこちらへ

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