《天野川》
天野川は生駒山系に源を発し、四條畷(じじょうなわて)市と交野(かたの)市の山地から枚方(ひらかた)市の 市街地を流れ、淀川に注ぐ河道延長16.2km、流域面積51.3kuの一級河川です。
古くは、上流部の風化花崗岩を流すほどの流量を誇り、その白砂によって川原は白く覆われ、天上の銀河を想わせるところから天野川と名づけられたといわれています。
また、太古には交野ヶ原と呼ばれた枚方・交野一帯に、今も「星田」「星が丘」「中宮(北極星の意)」など、天空にちなんだ地名が数多く残っています。
さらに、天野川に架かる橋にも、「逢合橋(あいあいばし)」や「鵲橋(かささぎばし)」「天津橋(あまつばし)」(天の港の意)といった七夕にまつわる名称が多く、まさに伝説の川にふさわしいロマンチックな雰囲気を今に伝えています。