第14回 京遊会報告


岩下さんと三木さんに撮影をお願いしました、記して感謝申し上げます!
今回は、NHK大河ドラマで上映、大好評の「お江」に因んで見学会を企画いたしました。 

◎ 集合日時   平成23年11月17日(木) 13時30分  
◎ 集合場所   JR長浜駅(北陸本線) 2F改札口付近   
◎ 宿泊先    旗籠「白忠」  長浜市朝日町10−11  0749-62-3061
            江戸時代に白木屋忠左衛門が創業した油問屋“白忠”の町屋を
            再生させた宿・珍しい蔵に宿泊。
◎  日程  
     11月17日(木) 13時40分〜17時   (長浜観光パスポート  1000円購入)  
      長浜駅 → 長浜城歴史博物館 → 長浜鉄道スクエア→慶雲館 →
      →黒壁スクエア →曳山博物館 →黒壁美術館 → 旅館「白忠」  18時夕食          
          ※長浜観光ボランティアの富岡さんにガイドをお願いしました。

  11月18日(金)  JR長浜駅西口 9時20分発              
       ※お江・浅井三姉妹博覧会シャトルバスで各パビリオンと資料館を巡りました。
       小谷・お江のふるさと館前から、小谷城跡への直通バスで本丸跡まで、
       江の生まれた小谷城へ「地元の語り部」がゆっくりと案内。
       大河ドラマのロケ地にも使われた小谷城跡からは琵琶湖が一望。

      JR長浜駅西口9:20発→ 小谷・江のふるさと館〜 小谷城跡巡り 〜 昼食
       浅井・江のドラマ館 〜 長浜黒壁・歴史ドラマ50作館 〜  JR長浜駅
                16時 解散 
 11月17日〜18日の二日間、京遊会の皆様方の日頃の精進のお陰で、幸い良い天候に恵まれ、大河ドラマ・お江の里・浅井三姉妹ゆかりの地探訪散策も、皆さんの協力により毎年のように愉しい旅を味わうことができました。さすがにNHKの大河ドラマの反響は凄いものです、沢山の観光客の人出には驚きました。
 
 特に18日は、雨の予報にも拘らず参加の皆さんの晴れ男の気概もよろしく雨雲も恐れをなしてどこへやら薄日も射すなか、小谷城跡へ登り、浅井軍と信長軍の激しい攻防戦の城跡をめぐり、素晴らしい琵琶湖の展望を楽しむことができました。
 また、三木さん推奨の宿泊先「旗籠 白忠」のおもてなしの快さに感じ入りました。

 今回の旅に、冨田君の元気な笑顔が見られなかったこと、特に小谷城跡へ一緒に登って、彼の博学ぶりを聞きたかったのに、誠に残念で仕方がありません。

 最後に、来年11月中旬頃、淡路島の計画、三木さん・上田さんよろしくお願いします。



 早速に寺田尚明さんより、メールを頂戴しましたので、下記の通り紹介させていただきます。

 この度は京遊会のお世話ご苦労様でした。
今回は新加入の長谷川君を迎えての京遊会ではありましたが、初回から皆出席で何時も宴席では名調子で博学ぶりを披露してくれていた富田君が、体調不良で不参加だったことが何よりも残念でした。
 一昨年の近江八幡の時と同様、村田君の入念な下調べの下で、「江の里長浜」のガイド付き観光、それに三木君の入念なNET調査での、珍しい蔵の宿「旅籠 白忠」での宿泊・宴会と、愉しく且つ有意義な2日間を過ごすことが出来ました。
 私に詩心でもあれば、小谷城址に立って、琵琶湖を見下ろしたときの気持を短歌にでも詠うのですが、それも無いので、代わりに宴席でチョット話しました我が同期の友人(NHK短歌王国に入選出演、朝日歌壇等には何時も入選)が先日、寺田の為にと 寺と田を読み込んだ短歌をおくってくれましたので紹介しておきます。

  「洛北の 立並びたる寺々の 合間の田道に 彼岸花盛る」
  「名の知らる 藤の寺なり 田より風」

 来年は淡路島とのことなので、三木、上田幹事をサポートして何時もゴルフで一緒ですから地元組みで愉しい名案を考えて見ます。
岩下さんからもメールを頂きました。

 先日は、京遊会の楽しい旅行有難うございました。共に歩き、共に語り、共に食べ、共に飲み、お蔭さまでオアシスのような寛(くつろ)いだ2日間を過ごすことができました。有難うございました。
 その翌日は、10:00集合で小学校の同窓会が「国民宿舎志んぐ荘」であり、地元幹事として車での送迎があり、乾杯のビール一口だけで、二次会、三次会の終わる10:00までノンアルコールで過ごしましたが、京遊会の2日間でたっぷりと飲ませてもらっていましたので全く苦になりませんでした。
 会計報告、見させて頂きました。赤字になった由、お世話を掛けて申し訳ありません。
 又、来年を楽しみにしています。宜しくお願いします。
長浜駅
 長浜駅で全員集合。早速、長浜浪漫パスポートを1000円で購入、長浜観光ボランティアの富岡さんにガイドをお願いして、最初の訪問先の「長浜城・歴史博物館」へ向かう。
長浜城 歴史博物館
 現在の長浜城は昭和58年に再興され、市立長浜城歴史博物館となっていて、長浜の歴史を今に伝える。
 織田信長が浅井長政(あざいながまさ:信長の妹・お市の夫)の居城、小谷城(おだにじょう)を攻めたとき、横山城を守る木下藤吉郎(きのしたとうきちろう:後の豊臣秀吉)は大活躍しました。小谷城が落城する直前にお市と三人の娘を救出したエピソードは有名です。
 天正元年(1573)9月、浅井氏が滅亡すると、藤吉郎は戦功により浅井氏の領地の大部分を与えられ、 羽柴秀吉(はしばひでよし)と名乗り、はじめて城持(しろもち)の大名に出世しました。
 翌年、今浜(いまはま:現在の長浜)が交通の要衝であると考え、お城を造り始めました。築城工事のため領内の住民を集めたり、竹生島(ちくぶしま)の材木を運んだりした。古文書は残っていますが、当時のお城の絵図面などもなく、長浜城がどのようなものだったか分からないことがたくさんあります。
 天正3年秋頃、お城が完成すると地名を今浜から「長浜(ながはま)」に改め、秀吉は小谷城から家族とともに移り、天正10年(1582)まで住んでいました。 この間、秀吉はこの長浜城から信長の先兵として北陸攻めや中国攻めへと出発していったのです。
     
 
 2・3階は展示室になっていて今話題の浅井家三姉妹にまつわる特別展示などもあり、ガイドさんより詳しい説明を聞き大河ドラマを想い出しながら楽しみました。
 5階の回縁付き望楼からの眺めは「戦国合戦パノラマ展望台」と称するだけあって、東(姉川・関ヶ原古戦場)・西(安土城址)・南(佐和山城址)北・(賤ヶ岳合戦場)夫々に見渡せ、漫々と水を湛える美しい琵琶湖を愛でつつ秀吉はどんな思いでこの景色を眺めたのかと暫し当時の世相に思いを馳せた。
慶雲館
 慶雲館は明治20年の明治天皇京都行幸に合わせ当地の豪商、浅見又蔵が僅か3ヶ月で完成させた行在所(迎賓館)という。この浅見又蔵は学校建設(開知学校)や鉄道敷設にも尽力、長浜近代化の立役者であるという。毎年初冬には盆梅展の会場として訪れる人も多いが、2階に「玉座の間」があるのは知らなかった。

7代目小川治平の庭を背景に、2F玉座の間で
(後列)岩下、山田、上田、菊谷
(前列)村田、寺田、三木、長谷川の皆さん


長浜盆梅展の梅
長浜鉄道スクエア
 長浜鉄道スクエア、長浜駅は明治15年の開業で、旧駅舎は現存する日本最古の駅舎。当時の長浜駅、北陸線の貴重な鉄道資料が展示されている。
 又、スクエア前庭にはトンネルの入口に掲げられた「石額」がずらりと展示され、壮観。トンネルの多い北陸線ならではの展示物だ。その1つ1つに何処のトンネルに掲げられ誰が揮毫し何と書いてあるか、丁寧な説明板があり、それだけを見ても北陸線の歴史が偲ばれ、更に夫々の字句・書体も一流で楽しめた。
圧巻は当時専ら鉄路をひた走り活躍してきた機関車・デゴイチの荘重な姿。現物を目の当りにしてその大きさにはただただ驚嘆するのみであった。

手前が明治時代の長浜駅舎で、遠方が現在の長浜駅
 長浜市内の街並はゆったりとして、白壁鮮やかな「長濱浪漫ビール」や辯柄格子が風流な「北国街道安藤家」など新旧の町家がうまく調和を保っていて、歩いていて心地よい。

長濱浪漫ビール
 
船板塀も情緒があって良いですね!

北国街道

今晩の宿、旗籠 「白忠」に手荷物を預けて、さぁー黒壁周辺へ

親子丼の名店で行列が出来るらしい

開知学校 明治4年県下初の小学校として開校

長浜名物 鯖そうめん

大手門通り 西門

黒壁 ガラス館
曳山博物館
 長浜曳山まつりの歴史は、秀吉公が長浜城主だった時代に始まります。
待望の男子誕生の祝いとして秀吉公から長浜の町衆に砂金が与えられ、それを基にして造営した曳山を秀吉公が再興した長浜八幡宮の祭礼で曳いたのが起こりとされています。

 以来、曳山まつりは、長浜の希有な歴史と町衆の尽力によって独自の発展を続けました。
湖北地域は中世から猿楽が盛んで、なかでも長浜は山階座、下坂座などの座を構え、日本の猿楽の中心的な役割を果たしてきました。

 そうした芸能の土壌が、この祭りにも大きな影響を与えたと思われ、いつしか曳山を移動式の舞台に仕立てて男の子たちによる子ども歌舞伎が演じられるようになりました。
黒壁美術館
旗籠 「白忠」
江戸時代に白木屋忠左衛門が創業した油問屋“白忠”の町屋を
再生させた宿・珍しい蔵に宿泊。
宴会が始まる!
NHK 連続TV カーネーションを見ながら朝食

旗籠 「白忠」前で記念撮影

(後列)寺田、三木、菊谷、岩下、山田
(前列)長谷川、村田、上田さんの皆さん

大変お世話になりました!バイバイ!
「白忠さん」のおもてなしの快さに感じ入りました!
江・浅井三姉妹の博覧会も10月29日、入場者100万人を突破し、
12月4日で終了します!
   クリック →  翌日、18日は小谷城跡から三つの博覧会場を巡りました