第16回 京遊会報告
吉野・飛鳥めぐりの旅
 世界遺産登録10周年記念
金峯山寺 蔵王堂 秘仏本尊特別開帳

日本最大の秘仏金剛蔵王大権現3体見学



(後列)長谷川、田中、菊谷、岩下さん
(前列)村田、三木、上田、山田さん
第16回京遊会の旅路、長谷川さんの名ガイドで吉野・飛鳥へ出掛けて来ました。
 <参加者>山田、菊谷、村田、岩下、田中、上田、長谷川、三木さん (8名)

◎ 集合日時   平成26年11月13日(木) 午前11時  
◎ 集合場所    近鉄橿原神宮前駅   
◎ 宿 泊 先   吉野温泉 湯元宝の家(ほうのや)
             吉野町吉野山中千本公園 TEL 0746-32-5121
◎ 行   程  
   11月13日  近鉄橿原神宮前 → 吉野駅 → ロープウェイ吉野山 → 昼食(花屋) → バス 
           上千本 → 桜千本・地蔵堂 → 紅葉散策・五郎平茶屋 → 金峯山寺・蔵王堂 
   11月14日  飛鳥駅 →高松塚古墳 → 国営飛鳥歴史公園館 → 鬼の俎・雪隠 →
           川原寺跡 → 橘寺 → 伝飛鳥板蓋宮跡 → 蘇我入鹿首塚 → 飛鳥寺 → 
           昼食 → 石舞台古墳 →  欽明天皇陵・吉備姫王墓(猿石) → 飛鳥駅
 11月13日〜14日の二日間、京遊会の皆様方の日頃の精進のお陰で、幸い良い天候に恵まれ吉野・飛鳥の旅を楽しんで来ました。
 
 特に、2日間念入りに案内頂いた、長谷川さんには大変お世話になりました。
奈良県・奈良市のボランティアガイドの重鎮として活躍され大変お忙しい中、綿密な下見もして頂き、随所では我々にも分かりやすく説明いただき、心から感謝申し上げます。 
また、16回という回を重ねるごとに充実した内容となり、皆さんと元気に顔を合わせることが出来ましたことは本当に嬉しく思います。 
 特に、世界遺産登録10周年記念・金峯山寺の秘仏本尊特別御開帳に奇しくも出会い、金剛蔵王大権現に間近かに接し拝観出来たことはこの上ない感動のひとときでした。
また、普段乗ることのない自転車にも気分も軽々?皆さんとサイクリングで飛鳥めぐりを楽しめたことなど、本当に良い思い出となりました。
 
写真撮影は、岩下さんに大変お世話になりました。有難うございました。
来年度の日程も姫路の旅(11月11〜12日)と決まり、岩下さんにはご苦労頂きますが、よろしくお願い申し上げます。
 ※ 本稿を掲載するにあたり、各種団体様のホームページを参照させていただきました。
 記して、感謝申し上げます。
 ※ 近鉄吉野線は、奈良県の「橿原神宮前」〜「吉野」の線で、南大阪線(阿部野橋〜橿原神宮前)と一体で運用されています。南大阪・吉野線は、近鉄の中で、特急が走る線としては、唯一の狭軌(1067mm:※3)である。

 近鉄の主要路線の軌間(線路幅のこと。ゲージとも言う)は、世界標準軌(近鉄では「広軌」と呼んでいる)である1435mm。そして、南大阪線とその支線(道明寺、長野、御所、吉野線)、伊賀線、養老線は1067mm。

世界遺産 吉野山
古来より日本一の桜の名所として知られる吉野山。
吉野山とは、大峯連山の北の端から、南に約8kmつづく尾根一帯を指します。また大峯信仰登山の根拠地でもあり、修験道の霊場とされてきました。霊場「吉野・大峯」と「熊野三山」を結ぶ修行の道は「大峯奥駈道」と呼ばれ、今日でも修行が行われています。

2004年7月、吉野山を含む「紀伊山地の霊場と参詣道」が、ユネスコの世界遺産に認定されました。

これは、遺跡や文化的な価値の高い建造物、貴重な自然環境を保護・保全し、人類にとってかけがえのない共通の財産として 後世に継承していく事を目的に、世界遺産条約に基づき世界遺産リストに登録されている物件のことです。
吉野山は山全体が世界遺産として登録されており、吉野水分神社・金峯神社・金峯山寺・吉水神社などの世界遺産の建造物を徒歩で回れることも魅力です。 他にも役行者(役小角)を開祖とする修験道の寺や、 南朝ゆかりの史跡、源義経ゆかりの地や、西行や芭蕉が逍遙した文学の史跡など、歴史的な場所が数多く見られます。
また、吉野山は桜の時期だけでなくアジサイ、紅葉、雪景色など四季折々の色々な表情も楽しめます。
 

紅葉が綺麗!
 吉野大峯ケーブル自動車株式会社
詳しくはこちらのホームページを参照ください。
 吉野ロープウェイ(よしのロープウェイ)は、吉野大峯ケーブル自動車が運営する索道(ロープウェイ)である。現存する日本最古の索道路線でもある。正式名称は吉野山旅客索道で、吉野山ロープウェイともいう。
「吉野大峯ケーブル」の前身、「吉野山架空索道」が開業したのは昭和3年のこと。
   
 昼食は「花屋」でワイワイと


暖かい「玉こんにゃく」1本100円! 実に美味かった!


花屋の2階からの吉野山の風景

吉野大峯ケーブル自動車のバスで「中千本」まで

大峯山護持院 櫻本坊
詳しくは、櫻本坊のホームページを参照ください。
 
 
 
 国宝 水子子安地蔵堂

長谷川さんより、地獄と地蔵尊について分かりやすく解説いただいた。、
紅葉を求めて散策
 
 五郎平茶屋から望む 後醍醐天皇陵

詳しくは、如意輪寺のホームページを参照ください。
 如意輪寺の沿革
 大和国吉野山如意輪寺は、塔尾山 椿花院(とおのおざんちんかいん)という。中千本の桜樹のあいだ、緑連なる山腹にある当山を、陽春四月桜花咲き乱れ香雲あいたいたる中に、あるいは、秋の紅葉錦を布くとき、あるいはまた、枯れ木をおおう白雪の中に望見すると、大小の伽藍甍を配して連なり、けだし、天下の絶景これに勝ぐるものはない。
 現在、如意輪堂(本堂)・多宝塔・御霊殿・幽香楼・報国堂・宝蔵・鐘楼・庫裡等の建造物がある
  散策後、宿泊所の「宝の家」に寄り、荷物を預けて蔵王堂へ
 世界遺産登録10周年記念
金峯山寺 蔵王堂 秘仏本尊特別開帳

日本最大の秘仏金剛蔵王大権現3体見学
総本山 金峯山寺 (きんぷせんじ)

 
詳しくは、蔵王堂のホームページを参照ください。
 金峯山寺の本堂。秘仏本尊蔵王権現(約7m)三体のほか、多くの尊像を安置しています。
  重層入母屋造り、桧皮葺き、高さ34メートル、四方36メートル。堂々とした威容の中に、優雅さがあり、たいへん勝れた建築という高い評価を得ています。
  金峯山寺内では古くから、白鳳年間に、役行者(えんのぎょうじゃ)が創建されたと伝えており、また、奈良時代に、行基菩薩が改修されたとも、伝えています。その後、平安時代から幾度か焼失と再建を繰り返し、現在の建物は天正20年(1592)頃に完成したものです。大正5年から13年にかけて、解体修理が行なわれ、昭和55年から59年にかけて、屋根の桧皮の葺き替えを主として大修理を行ないました。
   
 
 
 金剛蔵王権現像 (重要文化財)
天正20年(1592)の蔵王堂再建以来、蔵王堂(国宝)のご本尊として
四百数十年にわたり鎮座されている日本最大の秘仏です。

弥勒菩薩(左)5.9m 釈迦如来(中央)7.3m 千手観世音菩薩(右)6.1m

大地を高く蹴り上げ、逆立ち乱れる頭髪。口の両端から刃のように突き出す牙。
三尊の全身は、ことごとく悪魔を払う忿怒の形相を現されていますが、
それは釈迦如来、千手観世音菩薩、弥勒菩薩を本来のお姿とする変化神です。
 
 蔵王大権現 夜間拝感
吉野山旅館組合に加盟の各宿泊施設に
ご宿泊の方限定で、蔵王権現を夜間拝観できます。

下記の動画で実感・ご覧ください!
 
 役行者霊蹟札所会36寺社 出開帳
 
 
 
 
 
 
 
吉野山内大絵巻展
 普段公開されることのない江戸時代の絵巻を
ゆっくりと解説していただきながら鑑賞できたことは本当に良かったです。
 

吉野山郵便局

吉野山駐在所

吉野葛店

吉野雛店
 
 宿泊所 吉野温泉 湯元宝の家

宝の家のホームページを参照ください。
 
 宴会と談笑
 1年ぶりの会合、懐かしい話がいつまでも続き、夜遅くまで話は尽きませんでした。
来年度の日程も姫路の旅(11月11〜12日)と決まり、岩下さんには
ご苦労頂きますが、よろしくお願い申し上げます。
 
 
 
 
 
 
 
   クリック  →  続いて翌日の飛鳥めぐりをご覧ください!

      飛鳥駅 →高松塚古墳 → 国営飛鳥歴史公園館 → 鬼の俎・雪隠 →
           川原寺跡 → 橘寺 → 伝飛鳥板蓋宮跡 → 蘇我入鹿首塚 → 飛鳥寺 → 
        昼食 → 石舞台古墳 →  欽明天皇陵・吉備姫王墓(猿石) → 飛鳥駅