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2001.2.24掲載文より抜粋
毎日新聞・交野特集号
特集号の転載をご承諾頂いた毎日新聞社に感謝致します


関西創価のあるまち 交野ロマン紀行(1)

 2001.11月に市制30周年を迎える交野市

交野市 1971年11月、交野町から府内31番目の市として誕生した。当時、3万7千人だった人口も、鉄道網の整備とともにベッドタウンとして発展し、昨年12月末現在で7万8443人に。この30年間で倍増した。面積は約26平方km。
 21世紀のセンバツ開幕まであと一ヵ月。大阪からは関西創価と浪速の2校が出場する。ところで、関西創価がある交野(「かたの」と呼ぶ)市ってどんなどこなの?
 聞けば今年11月市制30周年を迎えるとか、めでたし。そこで、関西創価高の初出場と市制30周年を祝し、まち歩き隊が歩きました。 「行方 一男」

交野市は、大阪府の東北部に位置し・・・・などと言ってはなりません。
地図を開いて、交野市を中心に半径20キロの円を描くと、南西に大阪、北東に京都、南東に奈良の三都が控え、ここはそのど真ん中にあるのだ。

一面、ブドウ畑ぶどう

 なにはともあれ、関西創価高へ。京阪交野線と交差するJR学研都市線の河内磐船駅から北東へ約1.5キロ。「祝 甲子園出場」の横断幕が掲げられている校門から周囲を見渡すと、広大な「神宮寺ぶどう狩り組合」のブドウ園が(神宮寺1)目に入った。「甘い香りがプ〜ン」と書きたいところだが、シーズンは7月初旬。
 残念ながら、今は準備中で何もない。ブドウ園は約7万u、デラウェアを中心に、ピオーネ、巨峰の3種類が植えられている。

おいしい7月

 ブドウ狩りゾーン(デラウェア)は3万uで期間は例年7月5日から8月10日まで。
 組合長の星野亘宏さん(69)は「甘さには自信がありますよ。丹精込めて作ったブドウです。一粒食べてみればきっと違いが分かってくれるはず。家族・友人と誘い合って、遊びに来てください」と自信を持って薦める。

 シーズン中の問い合わせは同組合(072-891-8425

昼も夜も満天の星

 本物の星を眺めたい人は私市にある市立いわふね自然の森スポーツ・文化センター「星の里いわふね」072-893-3131)がお薦め。
2万4000uの敷地にロッジやキャンプ場があり、満天の星をゆっくり楽しめる。 何ですって? 昼間から見たい? 
そういう人はプラネタリウムが午前
10時と午後2時の2回。火曜休み。高校生以上300円、小中学生、60歳以上150円、乳幼児無料。

クライミングに挑戦 つり橋で度胸試し

天野川を国道168号線沿いに上流に向かって坂道を上ると、府民の森「ほしだ園地」072-891-0110)が見えてくる。週末には大勢のハイカーが訪れ、森林浴を楽しんでいる。
 最大の見どころは、50mの高さに架けられた全長280mのつり橋「星のブランコ」園地内の森を一望でき、スリルが「売り物」だけあって気持ちいい? 星のブランコ

 おばちゃんハイカーが、「あまり揺れないわねえ」と不満そうに足をバタバタ。お連れさんは「落ちたらどうするの。揺らさないで」と悲鳴交じりの声を上げていた。その悲鳴がなければ、鳥や昆虫の鳴き声が聞えてくる静かな空間なのだが。

ハイキングコースの起点の一つになる同園地内駐車場から全長200mの木製歩道橋を進むと,巨大な岩壁の隣に高さ16.5mのクライミングウォールが見えて来た。

 数人のクライマー達が、頂上を目指して壁に張り付いていた。利用するには講習会を受講した指導者の同伴が必要。初心者でも体験できるクライミングゾーンもある。利用時間は午前9時半〜午後4時半。

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