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東高野街道Uを歩く

はちかづき、弘法の井戸、石の宝殿など
詳しくは、寝屋川市の歴史、町の宝などを紹介する
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 7/11(火)、星田駅から山根街道を北西へ5分、伝・寝屋長者屋敷跡では御伽草子(はちかづき)の由来など、辻先生より分かりやすく説明を受ける。こんな所に長者が住んでいたとは夢のような話だ。少し雨がぱらつく。寝屋川市の作られた「鉢かづき姫」の石造と伝・寝屋長者屋敷跡の案内板は大きくてすばらしい。
 再び星田駅前に戻り、大谷の静かな家並みを眺めながら東高野街道を南下。この道路は交野市と寝屋川市の境界線にあたり、寝屋川市側の道沿いの民家は交野市の水道を引いているそうです。
 傍示川に架かった大谷橋のたもとに、弘法太子の祠に出会う。しばらく行くと、府道20号線に合流、打上の田圃道を進み、弘法のお堂・石龕(せきがん)にお参り、今も盛んに続く星田地区のお大師まつりの話を聞く。
 更に南に歩き、スーパーの駐車場の北側に「弘法の井戸」を確認。打上の村の登坂を行くと明光寺。十三仏、珍しい板碑(雷神石)=古墳時代の石棺材を利用したもの、たらちねの乳房のように気根がぶら下った珍しいイチョウの古木などを見学した後、うっそうと茂る木立の中を進むと高良神社に到着。
 打上公園で昼食。高良神社(竹内宿禰を祀る打上の氏神)の石造遺物(燈篭・石標・鳥居)の古い築造年代(300年前など)を目で追って確認。
 高良神社から100mばかり山へ上ると「石の宝殿」(古墳(国指定史跡)、飛鳥の鬼の俎(まないた)・雪隠(せっちん)古墳と同じ構造の非常に珍しい墓室をもつ7世紀の古墳)。
 辻先生の詳しい説明に、薄暗く幽玄迫る中、薮蚊を追い払いながら古代の歴史ロマンを楽しむ。最後に東高野街道の道標を巡り、東寝屋川駅前で次回(9月)の予定は一部変更して、市内の巨木巡りをするとの確認がなされ解散した。
 今回は、交野市の直ぐ隣の寝屋川市打上地区の素晴らしい古代の歴史に触れることが出来、また天候も大きく崩れることがなく大変楽しい歴史ハイクとなりました。また、次回の交野の古道と巨木めぐりが楽しみです。
コース:JR星田駅→伝・寝屋長者屋敷跡→大谷橋(大谷北お大師さん)→
打上大師堂→打上弘法井戸→明光寺→打上公園→高良神社→
石の宝殿→ 東高野街道の道標→JR東寝屋川駅 (行程3.5km)

東高野街道Uを歩くコースマップ
御伽草子・鉢かづき姫物語
伝・寝屋長者屋敷跡・弘法井戸・石の宝殿
弘法大師を祀る・石龕(せきがん)
明光寺の板碑、東高野街道の道標
伝・寝屋長者邸跡 大谷の家並みを歩く 大谷橋(大谷北お大師さん)
明光寺の十三仏 高良神社 東高野街道の道標

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