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「交野の石仏たち」 |
「里の石仏さん」と題して
歴史民俗資料展示室のボランティア解説員が
↓市内の石仏たちを紹介します。 |
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石仏の専門誌を販売
文化財事業団では、市内の石仏をまとめた文献「交野市の石造文化財I・II」(I=500円、II=600円)を販売しています。
販売場所・問い合わせ 文化財事業団(TEL893・8111)、歴史民俗資料展示室(TEL810・6667)
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ボランティア解説員 平田政信 |
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「お地蔵さん」と呼ばれて親しまれている赤いよだれかけをした石仏は、仏さまの中で最も多くの人に親しまれている仏さまでしょう。
交野市史[民俗編]「野ざらしの仏」の章に、「交野は何の故郷か」と聞かれたなら、生駒山脈の西側にある「地蔵の故郷だ」といいたいなぁとありました。
では、「地蔵の故郷」交野には、石仏がいくつあるのでしょうか。平成14年までに、交野古文化同好会で調査したところ、分かっているだけで1,357体が確認されています。
そこで、今月から1年間は、「里の石仏さん」と題して、歴史民俗資料展示室のボランティア解説員が、市内の石仏たちを紹介します。 |
野ざ らしの仏と平田さん |
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古くから、地元にあって親しまれてきた石仏も、時代の流れとともに、社会の片隅に追いやられ忘れられた存在になり、やがて町の開発とともに姿を消していきます。
石仏がこうして、草に埋もれて土に還らんとしているのは、交野でも例外ではありません。
このコーナーを通じて、石仏と地域とのかかわり、史跡、伝説などに触れ、みなさんにもう一度、地域での石仏の大切さを見直していただければと思っています。 |
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「石仏の良さ」「石仏らしさ」というと、何より「野ざらしの仏」であることだと思います。
誰もがいつでも自由に触れ合い、対話できる。時には石仏の前でほおづえをついたり、寝そべって語り合ったりすることもできます。こんな楽しみ方ができる石仏は、ある意味で私たちと対等な関係の気安い仏さまです。
みなさんも、こんな「野ざらしの仏」に出会い、そっと触れあってみませんか。
このコーナーでは、みなさんと、私たち歴史民俗資料展示室のボランティア解説員が一緒に、交野の街かどや山道などにある石仏を巡る催し「石仏さんツアー」も企画しています。初回は次号で募集しますので、興味のある人はぜひ、ご参加ください。
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